
1.パウロの働きは目覚ましかったが反対も大きかった
1-1. エルサレムの町中が混乱に陥った (使徒21:27-30)
パウロはアジアをはじめ各地で異邦人宣教で大活躍。当然のごとく各地で大きな反対も起こり迫害の連続。
エルサレムも例外ではなく大混乱に陥った(21:27-30)
1-2. 千人隊長が出てこなければならなくなる程 (31-36)
千人隊長は百人隊長と兵士たちとと共に駆けつけた。パウロは鎖で縛られたが弁明の機会も得た(37-22:29)。
最高法院ではファリサイ派である事を主張(22:30-23:11)
1-3. パウロは陰謀で命を狙われたためカイサリアに護送
パウロ暗殺の陰謀が企てられる (23:12-15)。パウロに陰謀が知らされ百人隊長から千人隊長に伝達。
千人隊長はパウロをその夜カイサリアに護送(23:23-33)。
2.パウロは総督フェリクスに伝道する機会を得ることに
2-1. フェリクスはヘロデの官邸にパウロを留置
フェリクスはパウロの尋問を告発者が来るまで留保。それまでパウロをヘロデの官邸に留置←立派な建物?
2-2. パウロは弁明しつつしっかり福音のさわりを伝えている
「死者の復活のことで裁判にかけられている」(24:1-21)。この後続くのは「誰の復活か?」「なぜ死んだのか?」ここから福音の内容が進んで行くことになって行く。
2-3. フェリクスは妻ドルシラと共にパウロから福音を聞いた
フェリクスは裁判を延期しパウロの話を聞く事に(22-26)。フェリクスはパウロを呼び出し妻と共に信仰の話を聞く
3.パウロはフェリクスに信仰について何度も語れた
3-1. 総督フェリクスは普通なら会って話などできない人物
総督という地位が庶民との間に障壁となっていた。千人隊長からの手紙は、千人隊長であっても総督という人物はおそれ多かったことを示している。千人隊長の一声で、一晩に500人近くの兵士や騎兵や百人隊長が動かせたが、それよりもさらに大きな権威が、総督には与えられていた。一般庶民が気軽に会えるような、そんな立場にはなかった=伝道がとても困難な人物
3-2. なぜフェリクス宛の手紙が入手できたか?(23:26-30)
通常、手紙を受け取った本人以外が手紙の内容を知るのは困難なはず。総督宛ての手紙であればなおさらのこと。ところが使徒言行録記者のルカはしっかりと、その総督あての手紙の内容を記している。
ルカは、どうやってフェリクス宛の手紙の内容を知ったのか。ルカが直接総督から手紙を見せてもらったのだろうか?総督が救われて教会のメンバーになっていたのだろうか?
3-3. フェリクスがパウロに手紙の内容を語った可能性も
考えられることのひとつは「フェリクスがパウロに手紙を見せていたのではないか」ということ。2年後にポルキウスと交代するまで、2年間「度々話し合った」(26)と記されている。その間に、かなり親しくなり心も開かれたのではないだろうか?
妻ドルシラは特にユダヤ人だったということもあって、メシア理解が進んだのではないだろうか?単に「妻」というのではなく、「ドルシラ」という名前が出てくることから、もしかすると救われて信徒になっていて、その名前が知れ渡っていたのかもしれない。
そのドルシラ経由で、手紙の内容がルカにも伝達されていたのかもしれない。いずれも想像に過ぎないのだが、フェリクス夫妻とパウロの関係は2年間でかなり親しい関係になっていたことは想像に難くない。
その中で、フェリクスがパウロに手紙の内容を知らせたか。フェリクス夫妻かそのどちらかが救われて、後になって手紙の内容を、教会の人々に伝えることになったのかそういうことではないだろうか?
(正解は、私たちが天国に行った後で、そこでルカやその他の関係者に聞くしかない)
むすび.どんな地位の人であっても救いを必要としている
フェリクスは、総督という地位にあったが、救いを必要としているひとりの罪人であった。彼にも福音が必要だった。パウロは、高い地位にあった彼に出会う機会を与えられ、その機会を大いに用いて、福音を伝え続けて行ったのである。私たちも、高い地位にある人との交流の機会が与えられた時、福音を伝えるというチャンスであることを、意識している必要がある。神がその人に出会わせて下さったのは、その人を愛しておられ救おうとされているからなのである。
私が福音を語らずに、誰が語るのであろうか?勇気をもって、パウロのように大胆に語っていこう!あの時福音を語っておけばよかった、ということのないように!
